3.1.31_3.1.山手町西南：地蔵坂・桜道・鉄砲場跡をたどる
1.概説
居留地時代、関内居留地・吉田新田と本牧を結ぶ主要道路です。地蔵坂は急坂で、人馬を補助する人力(後押し役)が常時待機しています。
鉄砲場は山手町の外です、山手ではあります。長い直線道路を抜けるとJR山手駅です。
距離は３ｋｍ強、寄り道しても４ｋｍほどです。道なりに歩いての距離ですから、路上観察でジグザグするとしても３割増し、各々４ｋｍと５ｋｍ強程度でしょう。
2.案内
- A.JR線石川町駅～乙女坂入口
- A1.起点：JR石川町駅元町口
- A2.濡れ地蔵(亀の橋交差点東詰め)
- A3.鶴屋呉服店跡地(案内・遺構等なし)、銀座松屋の前身
- A4.坂の謂れの地蔵は、小坂上り口手前辺りに鎮座してた(案内・遺構等なし)
- A5.右側歩道を進むと乙女坂案内あり
- Ba.乙女坂入口～地蔵坂上交差点
- Ba1.蓮光寺、かつて小説家吉川英治の菩提寺、いまは墓碑のみ残る
- Ba2.坂の突当りのブラフ9番地はテンプルコートホテル跡(通称日光屋敷)、遺構等なし
- Ba3.地蔵坂上交差点
- Bb.寄り道：乙女坂入口～打越橋経由で地蔵坂上
- Bb1.横浜女学院中学校高等学校
- Bb5.敷地境界石214番(横浜共立学園塀沿い)
- Bb6.山手214番館（横浜共立学園敷地内)、旧スウェーデン領事公邸
- Bb7.敷地境界石214番(214番館正門右)
- Bb8.横浜共立学園本校舎側面(214番館向かい）、W.ヴォーリズ設計のハーフティンバー様式
- Bb9.ブラフ219番地・ウォルター・ウェストン邸跡(遺構等なし)、日本近代登山の父と言われる。宣教師。横浜共立学園正門の正面
- Bb10.打越橋・打越切り通し、橋の向こう側が
- Bb11.日本メソジスト教会発祥地碑
- Bb12,地蔵坂交差点へ
- C.地蔵坂交差点～山手公園上り口
- C1.ブラフ１番地 ここが山手町の基準、現横浜学園運動場一帯、
- C2.地蔵坂公園の「震災復興期を偲ばせる雨水枡（蓋・縁石）」
- C2.ブラフ2番地 ブラフホテル跡・國領經郎「山手風景」写生地付近
- C3.馬頭観音碑 脇道100mほど先
- C4,JR根岸線上通過
- C5.桜道橋 震災復興事業で山手隧道と共に1928(昭和3)年に完成
- C6.山手隧道(桜道橋より観察)
- D.山手公園上り口～山手公園周遊して桜道
- D1.日本最初の下水道碑(公園上り口)
- D2.ブラフ溝(階段脇、右手は既に山手公園)
- D3.大規模なブラフ溝とブラフ積み擁壁 フェリス女学院大学外周
- D4.恐らく37番地の敷地境界石(擁壁が弧を描く辺りに擁壁の一部を切り欠いて)
- D5.日本庭球発祥の地碑(山手公園入り口)
- D6.ヒマラヤスギ(この地に日本で初めて植えられた)
- D7.テニス発祥記念館（見学自由）
- D8.山手公園発祥120周年記念碑(日本初の公園、当初は外国人専用)
- D9.ブラフ68番館(見学自由) 1934(昭和9)年建造、管理棟として利用
- D10.西洋風あずまや
- D11.3段の広場を下って桜道へ
- E.妙香寺へ
- E1.君が代由緒地碑(道路際)
- E2.ブラフ積み擁壁(山門階段脇)
- E3.吹奏楽発祥の地碑(客殿前植え込み)
- E4.君が代発祥の地碑(客殿前植え込み)
- E5.ブラフ積み擁壁(自動車道脇)
- F.山手駅
- F1.千代崎川跡
- F2.鉄砲場跡
- F3.終点：山手駅、駅前に鉄砲場案内あり
(2025年6月1日制作)